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スタッフブログ

2016年02月06日

犬を飼うと、何にいくらかかる?

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ペット可賃貸は高い!? 家賃相場や退去費用はどうなるの?

 

犬と暮らしたい! そのためには何よりもまず、ペットの飼育が許可されている家に住む必要があります。住宅の賃貸借契約書には必ず「ペット可・不可」という項目があります。持ち家に住んでいる人は別ですが、賃貸住宅で暮らす人は実際に犬を飼い始める前に、自宅がペット可なのかを確認し、そうでなければ引っ越さなくてはなりません。

 

 

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一匹の犬が、健康で充実した一生をおくるためには、どのくらいの費用がかかるのか? シーンごとに犬の飼育にかかる費用について解説するこのシリーズの第8回は、「ペット可賃貸物件」です。いまや子供よりもその数が増えたペット。とはいえ、ペット可物件はまだまだ少ないのが現実です。ペット可物件の相場は? 特別にかかる費用は? 詳しくみていきます。

 

 

ペット可住宅の数

 

犬を飼うためには、必ずペットの飼育が許可されている「ペット可」物件に住まなくてはなりません。ペット可の賃貸物件は、ペット不可のものと比べ、極端に数が少ないのが現状です。リクルートの住宅情報サイト「SUUMO」に掲載されている東京23区内の賃貸物件(2016年2月2日時点)は98万7911件ですが、そのうちペット可物件は15万350件です。立地や家賃、間取りといった基本的な条件を加えれば、さらに数は少なくなります。

 

東京23区内のペット可物件を専門に扱っている「ペット賃貸カンパニー」代表の込山哲寛さんによると、例えば『駅から徒歩10分以内、2階以上、バス・トイレ別』など、入居者に好まれる標準的な条件を入れると、ペット可物件の数は全体の1割に満たないそうです。

 

込山さんは、ペット可物件が少ない理由を次のように指摘します。「ペット可物件が少ないのは、入居中や退室時にトラブルが起こりやすく、貸主がいやがることが原因です。匂い、汚れ、傷、騒音など、動物を飼うことで生じうる問題は近隣トラブルに発展しやすいものです。また、退去時の原状回復について貸主と借り主の間でいさかいになることもまれにあります」

 

込山さんによれば、ペット可物件は少しずつですが増えているそうです。家余りで空き家が増える中、家賃を下げずに家を貸したいと考える貸主が、比較的簡単につけられる付加価値として「ペット可」を選ぶ傾向にあるからです。

 

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ペット可住宅の種類と家賃相場(東京都23区内)

 

ペットを飼育できる賃貸物件には二つのタイプがあります。一つは、通常の賃貸物件を「ペット可」に条件緩和したもの。いわゆるペット可物件のほとんどはこちらです。契約上ペットの飼育は許されていますが、ペット用に建てられたわけではありません。

 

築浅で条件の良い物件もありますが、中には、古いなど条件が厳しく、なかなか借り手がつかないために、やむを得ず貸主がペットの飼育を承諾したという物件もあります。前出の込山さんによると、ペット可物件は、同条件の一般的な物件より1割~2割ほど家賃が高く設定されていることが多いそうです。

 

もう一つはペットと暮らすことを前提に設計された「ペット共生型物件」などと呼ばれる物件です。共有部分にドッグランやペット用の足洗い場、各玄関にリードフックがあるなど、ペットと飼い主が生活しやすいための細やかな設備が整えられています。また、鳴き声や足音が響かないための窓、壁、床の防音設計や、ペットが足腰を傷めないようなクッションフロアなど、室内もペット向けの対策がなされています。

 

住民の多く、あるいは、ほとんどがペット飼育者なので、ペットに対する共通理解があるのも魅力でしょう。ペット共生型物件は比較的新しく、かつ、数も少ないので、一般的なペット可物件よりも、家賃は少し高く設定されています。

 

ペット可物件、共生型物件の両方に共通していますが、家賃はペット不可物件と同等でも、都心から離れている、駅から遠い、など他の条件が劣るということはよくあります。人気エリアにペット可物件が少ないのはそのためです。

 
これらのほかに、「ペット応相談」という物件もあります。ペットの年齢やサイズ、しつけなどの条件を事前に貸主に伝え、許可が出れば飼育できるというものです。個人での交渉は難しいので不動産仲介業者などを通して交渉します。

 
ちなみに「ペット可物件」と言っても、大型犬や猫、多頭飼育は禁止、という物件は少なくありません。一般的には、小型犬1匹のみ可というのが共通認識のようです。

 

※一般物件を1とした場合、家賃以外の条件を全て同じにした場合
※一般物件を1とした場合、家賃以外の条件を全て同じにした場合

頭金(敷金、礼金)

 

一般的な賃貸物件は、敷金が賃料の0カ月~2カ月分というものが多いです。比べて、ペット可物件の場合、敷金は1カ月~3カ月分と、それより1カ月分ほど高く設定されています。関東圏では、居住用物件の敷金は最大2カ月という商慣習があり、3カ月以上というのは事務所利用以外ではほとんど見かけません。そのため、ペット可物件で、敷金は2カ月でも、保証金など敷金以外の名目で1カ月分がプラスして徴収されることがあります。

 

「ペット応相談」物件の場合、まったく同じ部屋・家賃であっても、ペットがいなければ敷金は2カ月、いれば3カ月というふうに、通常より1カ月分敷金が高くなることがあります。

 

敷金に対して、礼金はペットの可・不可で、それほど大きな差はありません。高い場合はやはり、通常の礼金にプラス1カ月分というところがほとんどです。

 

退去費用(敷金の返却、クリーニングなど)

 

ペットを飼うと退去費用がかさむのはやむを得ません。通常の退去時にかかる清掃代と原状回復費用に加えて、ペット特有の匂いや汚れをとるためのクリーニングや脱臭作業が必要になるからです。囓り跡や引っ掻き傷の修繕といった、ペットならではのメンテナンスが生じる可能性もあります。

 

特に子犬や未去勢の雄犬の場合、マーキングをする可能性が高く、床や壁のシミに注意が必要です。目に見える傷みや明らかな匂いがなくても、壁紙と天井クロスの張り替えや下水道の洗浄などを、賃借人が負担させられる場合もあります。

 

また、契約書に「ペットがいた場合、敷金は償却」と記載されていれば、いくらきれいに使っていても敷金は一切返ってきません。入居前にしっかり確認しておきましょう。

 

退去費用を抑えるには、日頃から壁の養生など対策を取っておくことが大切です。物件によっては清掃費をあらかじめ「2万円(税別)」などと定めず、「実費」となっていることもあるので、注意が必要です。前出の込山さんはこう話します。「最も大切なのは、やはりトイレのしつけです。あとは、普段からこまめに掃除をすることで、抜け毛や匂いの定着が防げます。ペット用の消臭剤や空気清浄機を使うこともおすすめです」

 

 

まとめ

賃貸物件でペットと暮らすのは大変です。損傷やトラブルを最小限にとどめるためにも、無駄吠えや噛み癖がないよう、幼少の頃からしつけておきたいですね。また、住民間のトラブル防止のためにも、エレベーターなどの共用部分ではリードをつける、または抱えるなど「使用細則」に書かれているルールやマナーはしっかり守りましょう。

 

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